ウエルフェアみやざき総合研究所

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【8回目】 還暦からのワークライフバランス(宮崎県医師会雑誌「日州医事」No725新2010年1月号)

【第8回目】

還暦からのワークライフバランス(宮崎県医師会雑誌「日州医事」No725新2010年1月号)

 

 2009年10月30日に多文化間精神医学会のワークショップが沖縄産業支援センター(那覇市)で開かれ、私はシンポジウム「働き過ぎの文化」のシンポジストとして古くからの友人である同大会長から声を掛けられました。私は「嗜癖の文化・現代社会」と題して、大阪樟蔭女子大学の夏目誠教授は「死ぬまで働く人たち」、そして名古屋大学教育発達科学研究科の金井篤子教授は「ワークライフバランスの良い働き文化」と題して話しをしましたが、私の話はさておき、夏目教授の話は分かりやすくて楽しいものでした。即ち働く人には3種類あって①私-仕事=0、②私-仕事=家庭、③私-仕事=家庭+趣味であり、あなたは何番目?と始まりました。私は大会2日前に沖縄入りをして、29日は朝からケラマに出かけて12年ぶりのスキューバダイビングを楽しんでいたので、堂々と③で手を上げることができたのですが、私にはどう見ても①であろうと思われる同大会長は伏目勝ちに②で手を低く上げていました。

 ワークライフバランスとは仕事と生活の調和であり、年齢とともにワークからライフへとシフトしていくのが自然な流れです。そうでなければ周囲の人に多大な心配と迷惑をかけ、悲惨な結果になるからです。ここでいうライフとはスキューバダイビングをするとかゴルフをするといった底の浅いものではなく、家族との絆を深め、趣味の活動を通して自分自身の人間性を磨き、自分の人生にとって本当に価値のあるものを見つけ出すプロセスだと私なりに解釈しています。それが仕事だと言い切る人はそれでも良いのですが、夏目教授の話では現役でもワーク5、ライフ5(家庭3、趣味2)が理想ということでした。今年、還暦を迎えるに当たって少しでもそれに近づき、さらにライフへとシフトしていければと考えています。今年もよろしくお願いいたします

細見 潤:働き過ぎの文化~嗜癖の文化・現代社会 多文化間精神医学会雑誌「心と文化」第11巻第2号150-156 2012 別冊ご希望の方は研究所までお問い合わせください。